2001年、大阪芸術大学芸術計画学科の卒業制作として早川康介を中心に劇団を旗揚げ。
「コメディしかできません、でもいろんなコメディができます」を掲げ大阪を中心に活動後、2018年より活動拠点を東京に移す。
シュチュエーションコメディばかりがコメディじゃない。ラブコメディ、サスペンスコメディ、スクリューボールコメディ、トラジコメディにコメディコメディ。 喜劇はこんなにあったのか。仕組みにこだわった、ちょっとドライでシニカルな喜劇を得意としている。
【受賞歴】
2008、2009年一心寺シアター倶楽7・5・3企画最優秀演出賞(早川康介)
2009年、最優秀主演男優賞(近藤貴久)
ShortActBattle2013優勝(劇団ガバメンツ)
とある俳優がこの世を去った。 残されたのは2人の脚本家。 1人は男で、1人は女。 落ち込んだ女を励まそうと、男はとっておきの物語を披露した。 そして、男も落ち込んだ。 励ましたのは、1人の運転手。 舞台は1台のハイヤーの中。 家路につく、真夜中まで。 2011年(大阪・東京)
その夜、女は完全犯罪を目論んだ。 あのドラマのように、あの小説のように、あの映画のように。 完全な人間はいないけど、完全な犯罪はここにある。 女が相手にするのは、1人の刑事といくつかの理想。 そして、たったひとつの現実と、1匹の猫。 もちろん、コメディ。 2012年(大阪・東京)
その日、男は読み上げた。続けて、女も読み上げた。 読み上げなかったのは、1人の女。 読めなかったのは1人の男。 読みもしなかった男と、読む気すらなかった女。 これは男が女を、女が男を読む物語。 もちろん、コメディ。 2012年(大阪・東京)
世界初の有人動力飛行。 ライト兄弟の夢は叶おうとしていた。 飛行機は1人乗り、世界初も1人だけ。 しかし、ライト兄弟は5人兄弟だった。 これは、飛んだ兄弟と飛ばなかった家族をめぐる、ありふれた生活のコメディ。 2013年(大阪・東京)
2年間の兵役。 禁じられた酒と涙と女と甘え。 追い込まれた9人の男たち。 愛したのは1人の女。 聞こえてくるのは、戦地の足音と笑い声。 2014年(大阪)
木曜日の殺人現場。 現れたのは、「たぶん」が口癖のあの警部。 同じ顔の被害者たちと、なんとなく疑われた容疑者たち。 1話完結、いつも未解決。 なんて連続ドラマ、毎週見てはいられない。 だからまとめて、コメディで。 2015年(大阪)
おしゃべりな女は引きこもっている。 無口な叔父は、そんな女を心配している。 唯一の友は、そんな女にプレゼントをした。 加湿器なんていらない。 おしゃべり機能なんてもっといらない。 と思っていた女に起こった、ちょっとした変化。 その変化にちょっと怒った人たちと、コメディと。